…ガラスの装飾加工法の一つ,およびこれによる製品。日本では切子(きりこ)あるいは切子ガラスと呼ばれる。ガラスの表面に,石または金属製の回転砥石を研磨剤とともに押しつけて,溝を切ったり曲面を削ったりする方法で,多くは透明な鉛ガラス製の器の装飾に用いられる。…
…しかし63年(文久3)の薩英戦争で工場が焼失し,またその前に斉彬が急死したため,ガラス製造は中止されるに至った。現在磯にある尚古集成館に所蔵されている薩摩切子の確実なものは,紅色皿,碗,藍色の碗,コップ,瓶,紫色の瓶など二十数点で,そのほか無色透明のガラス板(約25cm×31cm,厚さ2cm),凸レンズ状の半球などがある。薩摩藩の記録によれば金による紅ガラス(金赤(きんあか)ガラス)もつくられたとされているが,現存している紅ガラスはすべて銅赤ガラスである。…
※「切子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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