… 長野盆地北部では河川敷の幅は1kmにも達しているが,これは大洪水のたびに流路が変わったためで,このため河川敷と沿岸の耕地の一部を集落の共有とし,浸食(川欠(かわかけ)という)があれば残った農地を再分割し,起返(おきがえり)といって新しい開墾地が得られれば分割して利用した。これを割替(わりかえ)制度といい,土地を地割慣行地(割地・地割)と呼んでいる。このような土地制度は,千曲川の水害常襲地帯である長野・飯山両盆地に現在も維持されている。…
※「割替」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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