… 芭蕉の没後,洒落俳諧,譬喩俳諧の流行が招いた俳風の低俗さを克服するため,〈芭蕉に帰れ〉が合言葉となった(天明俳諧)。貞享期(1684‐88)の古風に帰ることを主張した麦水の《蕉門一夜口授(くじゆ)》(1773),自然の姿を重んじ私意を排すべしとする白雄の《加佐里那止(かざりなし)》(1771),《冬の日》《春の日》の高邁を慕い,俗語を用いて俗を離れることを説いた蕪村の《春泥句集》序(1777)などが名高い。 明治以降,俳文学の近代化をめざした正岡子規は,《獺祭書屋(だつさいしよおく)俳話》(1893)などで芭蕉の偶像化を批判し,伝統的な連句形式や月並俳諧を否定した。…
※「加佐里那止」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新