精選版 日本国語大辞典「私意」の解説
し‐い【私意】
〘名〙
① 自分個人の意見。主観的で世間には通用しない、という意味あいで用いることが多い。
※応永本論語抄(1420)子罕第九「吾は物をよく知と思ふ私意がきざせば、其知が心に塞り掩て空虚ならず」
※談義本・艷道通鑑(1715)二「さまざまの慮智をめぐらし、工夫をつくすも、皆人欲に落、私意にかたよりて」 〔漢書‐劉歆伝〕
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