南に翔り北に嚮えども寒温を秋雁に付け難し(読み)ミナミニカケリキタニムカエドモカンウンヲシュウガンニツケガタシ

デジタル大辞泉 の解説

みなみかけきたむかえども寒温かんうん秋雁しゅうがんがた

《「和漢朗詠」下から》雁は秋には南にかけり、春には北に向かって飛ぶが、かの蘇武そぶがしたように、暑さ寒さの音信をその雁に託すこともできない。余りに遠くて音信不通であることをいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android