百科事典マイペディア 「卯の花くたし」の意味・わかりやすい解説
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出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報
…一定の季節と結びつけられて,連歌,俳諧,俳句で用いられる語を季語(または季題)という。少数の語の季語化は,《古今和歌集》以下の勅撰和歌集でなされていたが,季語化の意識が強くなったのは,四季の句をちりばめて成立する連歌においてである。連歌の季語化は,和歌によって培われた情趣にもとづき,季語としての内容(本意(ほい))を確定するものであった。〈春の日も事によりて短き事も御入候へども如何にも永々しきやうに〉(紹巴《至宝抄》)受けとることにより,〈春の日〉という季語の本意が決まったのである。…
… つばな流し茅花(つばな)(チガヤの花)のわたのほぐれるころ,すなわち陰暦4~5月ごろに吹く南風をいう。 卯の花くたし卯の花をくさらす意味から転じて五月雨(さみだれ)のこと,あるいは陰暦4~5月ごろに降る長雨をいう。くたしは腐らすの意味。…
…【内田 英治】
【梅雨の天気用語】
菜種梅雨(なたねづゆ)春のナタネ(アブラナ)の花の咲く頃(3月下旬~4月上旬)に一時的に数日間降り続く雨。 卯の花くたし5月ころの梅雨型の長雨。卯の花(ウツギの花)を腐らすの意味。…
※「卯の花くたし」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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