口を引き垂る(読み)クチヲヒキタル

デジタル大辞泉 「口を引き垂る」の意味・読み・例文・類語

くち・る

口をへの字に曲げる。
「やや、さらにえ知らずとて、―・れて」〈・一四三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「口を引き垂る」の意味・読み・例文・類語

くち【口】 を 引(ひ)き垂(た)

  1. 口をへの字のようにする。口をゆがめる。
    1. [初出の実例]「やや、さらにえ知らずとて、くちをひきたれて、知らぬことよとて、さるがうしかくるに」(出典:枕草子(10C終)一四三)

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