向櫓(読み)むかいやぐら

精選版 日本国語大辞典 「向櫓」の意味・読み・例文・類語

むかい‐やぐら むかひ‥【向櫓】

〘名〙
① 敵の城を攻めるため、それに相対して建てた櫓。
太平記(14C後)一七「敵手痛く防ぎければ、攻め屈して、只帰り、逆木引き、向櫓(ヤグラ)を掻て」
向郭(むかいぐるわ)に設けられた櫓。

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