向鹿には矢が立たず(読み)むかうししにはやがたたず

精選版 日本国語大辞典 「向鹿には矢が立たず」の意味・読み・例文・類語

むかう【向】=鹿(しし)には[=顔(かお)に]矢(や)が立(た)たず

  1. ( こちらを向いている鹿には、無慈悲に矢を射ることができないの意から ) 素直なもの、柔順なものに対しては攻撃することができないことのたとえ。
    1. [初出の実例]「見付次第咬りつかんと三十二枚の歯を、これ磨ぎ澄まして来れど。むかふししに矢がたたぬと云ふ」(出典:浮世草子・新色五巻書(1698)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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