精選版 日本国語大辞典 「命の瀬戸」の意味・読み・例文・類語
いのち【命】 の=瀬戸(せと)[=瀬戸際(せとぎわ)]
- 死ぬか生きるかの分かれ目。命のきわ。命の境。命の峠。
- [初出の実例]「父上の死なふと覚悟し給ふを〈略〉子の身としてはうかうかと、聞いていられぬ命の瀬戸」(出典:談義本・根無草(1763‐69)後)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...