命の瀬戸(読み)いのちのせと

精選版 日本国語大辞典 「命の瀬戸」の意味・読み・例文・類語

いのち【命】 の=瀬戸(せと)[=瀬戸際(せとぎわ)

  1. 死ぬか生きるかの分かれ目。命のきわ。命の境。命の峠。
    1. [初出の実例]「父上の死なふと覚悟し給ふを〈略〉子の身としてはうかうかと、聞いていられぬ命の瀬戸」(出典:談義本・根無草(1763‐69)後)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android