唐獅子図屛風(読み)からじしずびょうぶ

旺文社日本史事典 三訂版 「唐獅子図屛風」の解説

唐獅子図屛風
からじしずびょうぶ

安土桃山時代狩野永徳の代表作
宮内庁蔵。金碧の六曲屛風に,連れ立って歩む2匹の唐獅子が描かれ,装飾性が強く豪放な画風

出典 旺文社日本史事典 三訂版旺文社日本史事典 三訂版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の唐獅子図屛風の言及

【狩野永徳】より

…この屛風は1574年に織田信長から上杉謙信に贈られたもので,永徳が桃山期に流行する花鳥と風俗の両画題を初期から手がけていたことを示している。ほかに《唐獅子図屛風》(宮内庁)や《許由・巣父(そうほ)図》(東京国立博物館)が永徳の作品とされ,また作風の上では《檜図屛風》(東京国立博物館)が,記録の上では南禅寺本坊大方丈の障壁画が永徳筆の可能性のあるものとする説がある。【斉藤 昌利】。…

※「唐獅子図屛風」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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