コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

唐獅子 カラジシ

2件 の用語解説(唐獅子の意味・用語解説を検索)

デジタル大辞泉の解説

から‐じし【唐×獅子】

《「から」は外国風の意。「からしし」とも》
獅子を猪(いのしし)・鹿(しし)と区別した呼び名。
獅子を美術的に装飾化・図案化したもの。特に、桃山時代から盛んになった。屏風(びょうぶ)・衝立(ついたて)・襖絵(ふすまえ)などに多い。

出典|小学館
デジタル大辞泉について | 情報 凡例

大辞林 第三版の解説

からじし【唐獅子】

〔古くは「からしし」。猪いのしし・鹿かのししと区別していう〕
中国伝来の獅子。ライオンを基に東アジアで形象化され、巻き毛に覆われた、幻想的な形状で表される。古くから美術・工芸の素材として用いられ、特に牡丹ぼたんと組み合わせた図柄が好まれた。

出典|三省堂
大辞林 第三版について | 情報

世界大百科事典内の唐獅子の言及

【獅子】より

…他にも正倉院の〈紫地獅子奏楽文錦〉の獅子奏楽文をはじめ,獅子遣い文,獅子頭文,獅子丸文,獅子の丸蛮絵などがある。松平 美和子
[唐獅子]
 獅子(ライオン)を〈猪(しし)〉〈鹿(しし∥かのあし)〉などと区別して唐獅子と呼ぶこともあったが,中国伝来の幻想動物としての〈唐獅子〉は,頭側部両側や頸部,尾を火焰状に渦巻く多量の毛で覆い,胴体,四肢に数個の文様を散らした特異な形状容姿で伝わっている。こうした概念や形状を最初に日本にもたらしたのは9世紀渡来の密教両界曼荼羅図であると考えられる。…

【スフィンクス】より

…アッシリアのラマッスのような有翼獣像は古代ペルシア美術,とりわけアケメネス朝期彩色浅浮彫に見られる。これらの神話的イメージは一方ではライオンの変形として東方に伝播し,ついには日本の唐獅子となり,他方では有翼の神として各種の天使像,さらには東洋の飛天像にも影響を及ぼした。 他方,ギリシアの伝説ではスフィンクスを蛇女エキドナと犬のオルトロスの子とするもの(ヘシオドスの《神統記》),テーバイ王ライオスの娘(庶子)とするものなどがあり,最も有名なものはオイディプス伝説の一部を成している。…

※「唐獅子」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

稀勢の里寛

1986- 平成時代の力士。昭和61年7月3日生まれ。中学卒で鳴戸部屋に入門し,平成14年3月初土俵。16年5月新十両,同年11月には18歳4ヵ月で新入幕をはたす。18年7月新三役小結,21年3月新関...

続きを読む

コトバンク for iPhone

唐獅子の関連情報