喪輿(読み)もこし

精選版 日本国語大辞典 「喪輿」の意味・読み・例文・類語

も‐こし【喪輿・龕】

  1. 〘 名詞 〙 塔などの最下層の棺を入れる室。龕(がん)。〔平他字類抄(1299頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の喪輿の言及

【轎】より

…多くは4人舁きであるが,8人舁きの大轎もある。葬列に加わる轎には,遺影または紙製の位牌をおいてその前で香をたくようになっている〈香亭〉というのがあり,霊柩の前にあって故人の霊魂がこれに座乗するとされ,空のままかつぐ轎を領魂轎,棺を運ぶ轎を喪輿といい,天蓋に銀白の鳳凰の飾りがついていて,前後おのおの16人によってかつがれる大轎もある。 黄河を境として北は竹の産が少ないため,たいていは木製の轎で,腰輿にして轅が2本,それも人の乗る部分の中央側部にさし添えてかつぐようにできている。…

※「喪輿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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