嘔吐反射(読み)オウトハンシャ

デジタル大辞泉 「嘔吐反射」の意味・読み・例文・類語

おうと‐はんしゃ【×嘔吐反射】

喉の奥に異物が入ると吐き気をもよおす生理的な反射

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の嘔吐反射の言及

【嘔吐】より

…乳児の胃の入口を閉じている筋(噴門括約筋)の収縮力(緊張)が弱いので,胃内圧が高まれば容易に逆流を起こすのである。
[嘔吐中枢と嘔吐の原因]
 嘔吐反射の中枢(嘔吐中枢)は延髄網様体のなかにある。上部の消化管をはじめ腹部,胸部の臓器や漿膜に異常な刺激(たとえば炎症)が加わると,その情報はその領域に分布する迷走神経,交感神経内の求心性神経を通じて嘔吐中枢に伝達され,嘔吐中枢を刺激する。…

※「嘔吐反射」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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