国中御検地反歩帳(読み)くにじゆうごけんちたんぶちよう

日本歴史地名大系 「国中御検地反歩帳」の解説

国中御検地反歩帳(元禄飛騨国検地反歩帳)
くにじゆうごけんちたんぶちよう

一冊

成立 元禄七年

写本 高山市郷土館

解説 郡村別に村高および田・畑の反別を記載。村名には郷名が注記される。高山町分は町名と高を記す。郡ごとに田畑等級別の反別のほか、見取場・川役・呉服代など物寄を記している。元禄五年飛騨一国は高山藩領から幕府領となり、同七年幕命を受けた大垣藩戸田氏定が担当した元禄検地の結果が示される。総高四万四千四六九石余で、慶長一八年の内高と比べると一千三二〇石余下回っている。郷数二四・村数四一四。「岐阜県史」史料編近世一所収。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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