夏葛の(読み)ナツクズノ

デジタル大辞泉 「夏葛の」の意味・読み・例文・類語

なつくず‐の【夏葛の】

[枕]クズが伸び広がる意から、「絶えぬ」に掛かる。
「―絶えぬ使ひのよどめれば」〈・六四九〉

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精選版 日本国語大辞典 「夏葛の」の意味・読み・例文・類語

なつくず‐の【夏葛の】

  1. 夏の葛が長く伸びるところから、「絶えぬ」にかかる。
    1. [初出の実例]「夏葛之(なつくずの)絶えぬ使のよどめれば事しもあるごと思ひつるかも」(出典万葉集(8C後)四・六四九)

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