大蔵虎政(読み)おおくらとらまさ

精選版 日本国語大辞典 「大蔵虎政」の意味・読み・例文・類語

おおくら‐とらまさ【大蔵虎政】

  1. 能狂言師。大蔵流一一世家元。織田信長豊臣秀吉に仕え、活躍。享祿四年(一五三一)生。没年は慶長元年(一五九六)、慶長三年、慶長五年など諸説ある。

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世界大百科事典(旧版)内の大蔵虎政の言及

【大蔵流】より

…狂言の流派の一つ。もと金春(こんぱる)座付で,江戸時代は幕府などに召し抱えられたが,現在は東京・京阪神を中心に活動している。南北朝時代の天台宗の学僧玄恵法印を流祖とし,その芸系が金春禅竹の末子,金春四郎次郎,その養子の宇治弥太郎らを経て,10世大蔵弥右衛門まで伝えられてきたと伝承するが確かでない。大蔵姓は金春座の庶流大蔵大夫家の分家格となったことによるもので,宇治猿楽より出て大和猿楽金春座の狂言方となって流儀が確立したと考えられる。…

※「大蔵虎政」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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