奈良茶粥(読み)ナラチャガユ

デジタル大辞泉 「奈良茶粥」の意味・読み・例文・類語

なら‐ちゃがゆ【奈良茶×粥】

奈良茶飯ちゃめし」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「奈良茶粥」の意味・読み・例文・類語

なら‐ちゃがゆ【奈良茶粥】

  1. 〘 名詞 〙ならちゃめし(奈良茶飯)物類称呼(1775)〕

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世界大百科事典(旧版)内の奈良茶粥の言及

【粥】より

… 粥は消化吸収がよいので病人食,老人食,離乳食とされることが多いが,日常食としている地方もある。とくに近畿地方では朝食とするところが多く,茶粥は奈良地方で好まれ,〈奈良茶粥〉,略して〈奈良茶〉とも呼ばれた。芋粥は,現在ではふつうサツマイモを入れたものを指すが,芥川竜之介の《芋粥》に描かれた平安時代のそれは薯蕷(しよよ)粥ともいい,ヤマノイモを切って甘葛(あまずら)の汁で煮ただけの,汁粉のようなものであった。…

【茶飯】より

…緑茶を使って炊いた飯。東大寺,興福寺の僧坊に始まるといい,奈良茶飯,奈良茶粥,略して奈良茶とも呼ばれた。《本朝食鑑》(1697)は良質の煎茶の初煎,二煎をとり,塩を少し加えて飯を炊くとしている。…

※「奈良茶粥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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