コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

奈良茶 ナラチャ

大辞林 第三版の解説

ならちゃ【奈良茶】

奈良地方で産する茶。
「奈良茶飯ちやめし」の略。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

世界大百科事典内の奈良茶の言及

【粥】より

… 粥は消化吸収がよいので病人食,老人食,離乳食とされることが多いが,日常食としている地方もある。とくに近畿地方では朝食とするところが多く,茶粥は奈良地方で好まれ,〈奈良茶粥〉,略して〈奈良茶〉とも呼ばれた。芋粥は,現在ではふつうサツマイモを入れたものを指すが,芥川竜之介の《芋粥》に描かれた平安時代のそれは薯蕷(しよよ)粥ともいい,ヤマノイモを切って甘葛(あまずら)の汁で煮ただけの,汁粉のようなものであった。…

【茶店】より

…京都の茶店は《雍州府志》(1682)によると,祇園社内の2軒の店と北野社門前の店に始まるとされ,〈二軒茶屋〉の名で知られた前者の〈祇園豆腐〉と後者の粟餅は,江戸初期すでに著名なものであった。江戸では明暦の大火(1657)後,浅草待乳(まつち)山聖天宮門前の茶店が奈良茶(茶飯)を売り出して評判となり,宝暦年間(1751‐64)には隅田川右岸の真崎(まつさき)稲荷社内の茶店が田楽を売物にして客を集めた。つづく明和(1764‐72)ごろからは笠森稲荷(谷中)や浅草寺の境内その他の茶店が美しい看板娘を置いて評判になり,笠森お仙,難波屋おきたなどは錦絵にも描かれてその名をうたわれた。…

【茶飯】より

…緑茶を使って炊いた飯。東大寺,興福寺の僧坊に始まるといい,奈良茶飯,奈良茶粥,略して奈良茶とも呼ばれた。《本朝食鑑》(1697)は良質の煎茶の初煎,二煎をとり,塩を少し加えて飯を炊くとしている。…

【飯屋】より

…飯を丼などに盛切りにしたので,一膳飯屋とも呼んだ。江戸では明暦の大火(1657)後,浅草金竜山(待乳(まつち)山)の茶店が奈良茶と銘打って,茶飯に豆腐汁,煮しめ,煮豆などを添えて売り出して評判になった。《西鶴置土産》(1693)によると,当時京坂にはまだこうした種類の便利な店は存在せず,《守貞漫稿》はこの奈良茶が日本の食店(飯屋)の元祖であろうといっている。…

※「奈良茶」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

奈良茶の関連キーワード間水・硯水・建水煮え花・煮え端根本仕出し西川屋茂平奈良茶船奈良茶碗奈良茶粥料理茶屋奈良茶飯為て遣る若衆宿茶筅外食装い茶飯飯屋茶粥重衡

今日のキーワード

偽計業務妨害罪

虚偽の風説を流布し,または偽計を用いて人の業務を妨害する罪 (刑法 233) 。流布とは,犯人自身が公然と文書,口頭で伝達するほか,口伝えに噂として流す行為も含む。偽計とは人を欺罔,誘惑し,あるいは人...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

奈良茶の関連情報