奥のい(読み)おくのい

精選版 日本国語大辞典 「奥のい」の意味・読み・例文・類語

おく【奥】 の い

  1. 「ひ」の字のこと。発音が同じになった「い」と区別するため、いろは歌の順に従って、「い」を「端のい」、「ゐ」を「中のい」と呼ぶのに対していう。
    1. [初出の実例]「只その道を好む人がしかつべらしく、それは口のいじゃ、あれは奥(オク)の井(ヰ)でなければならぬなどと」(出典:寄合ばなし(1874)〈榊原伊祐〉初)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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