季節性情動障害(読み)キセツセイジョウドウショウガイ(その他表記)Seasonal Affective Disorder

デジタル大辞泉 「季節性情動障害」の意味・読み・例文・類語

きせつせい‐じょうどうしょうがい〔‐ジヤウドウシヤウガイ〕【季節性情動障害】

エス‐エー‐ディー(SAD)

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 ディー エー エス

知恵蔵mini 「季節性情動障害」の解説

季節性情動障害

ある季節に限定してうつ状態が発生する脳機能障害の1つ。症状気分の落ち込み、意欲減退倦怠感過食過眠など。英名頭文字をとりSADと呼ばれる。夏期冬期に発症することがほとんどだが、その8割は冬に症状が出るため「冬期うつ病」と言われることも多い。精神科医のノーマン・E・ローゼンタールらが季節に影響されるうつ病患者の研究を初めて行い、1984年にSADとの病名がつけられた。冬季うつ病治療には、高照度光療法日光浴が有効で、必要に応じて薬物療法も用いられる。

(2012-11-12)

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