孤児作品(読み)コジサクヒン(その他表記)Orphan Works

デジタル大辞泉 「孤児作品」の意味・読み・例文・類語

こじ‐さくひん【孤児作品】

孤児著作物

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「孤児作品」の解説

孤児作品

著作権の保護期間にあるが、権利者が不明な書籍映像資料などの著作物。権利者の利用許可が取れないため、再版展示、デジタル化などの2次利用ができず、世界共通の課題となっている。対策として、日本では、文化庁申請して許可を受け、補償金を供託すれば孤児作品を利用できる「裁定制度」を著作権法で制定。2010年には、より移用しやすく改善した制度が導入されている。しかし、申請には権利者を探す努力を尽くしたことを証明しなければならず、申請書の準備にも多大な労力を必要とするため、利用件数は思うように伸びていないのが現状である。

(2013-3-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「孤児作品」の意味・わかりやすい解説

孤児作品
こじさくひん

オーファンワークス

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android