…クヤマの勇気と,傲慢な村役人の目差主のろうばいぶりを筋に,村人たちがさっそく歌にした。後世この労働歌である〈ゆんた〉を八重山の士族は三味線にのせて〈安里屋節〉という節歌(ふしうた)にした。さらに1934年に星克(ほしかつ)作詞,宮良長包(みやらちようほう)作曲の〈サー君は野中の茨(いばら)の花か〉で始まる《安里屋ユンタ》が日本コロムビアからレコード化され,全国的に流行し沖縄を代表する民謡となった。…
※「安里屋節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」