定利(読み)サダトシ

デジタル大辞泉 「定利」の意味・読み・例文・類語

さだとし【定利】

鎌倉中期、京都刀工。三条系の流れをくみ、綾小路に住んだ。生没年未詳。

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精選版 日本国語大辞典 「定利」の意味・読み・例文・類語

さだとし【定利】

  1. あやのこうじさだとし(綾小路定利)

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朝日日本歴史人物事典 「定利」の解説

定利

生年:生没年不詳
鎌倉前期の京都の刀工。綾小路に住したところから綾小路定利と呼ばれる。江戸時代の刀剣書の多くは文永(1264~75)ごろの人とするが,『能阿弥本銘尽』をはじめとする室町時代の刀剣書は,宝治(1247~49)ごろとしており,作風からみてそのころとするのが通説である。作品はすべて太刀で,細身が多く,鍛えは板目で,刃文は小互の目に小乱れ,また丁字を交えた古風な作風を示す。代表作に東京国立博物館蔵の太刀(国宝),日枝神社蔵の徳川10代将軍家治奉納の太刀(重文)などがある。

(原田一敏)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「定利」の解説

定利 さだとし

綾小路定利(あやのこうじ-さだとし)

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