小六新田村(読み)ころくしんでんむら

日本歴史地名大系 「小六新田村」の解説

小六新田村
ころくしんでんむら

[現在地名]富士見町小六

乙事おつこと村の東南方にあり、甲州道(善光寺道)が通っている。「諏訪郡諸村旧蹟年代記」に「小六新田 市右エ門 初右エ門 久五郎 寛永十六年小沢蔵人様御見立同村地分に小六石有(六尺ニ六尺、高サ四尺半)足跡有道中ニ有」と記されている。

享保一八年(一七三三)書上の諏方藩一村限村地図(長野県庁蔵)には「家数三拾軒 高九拾石七斗三合三勺」とある。安永五年(一七七六)三月の小六新田風除林仕付願(小六共有)によれば、母沢東尾根に縦一町半、横四間ほどの風除林を郡奉行所へ願い出て仕付けている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android