富士見町(読み)ふじみまち

日本歴史地名大系 「富士見町」の解説

富士見町
ふじみまち

面積:一四四・三七平方キロ

諏訪郡の南端にあり、東は山梨県、北ははら村、西北茅野ちの市、西は上伊那郡に接する。標高九〇〇―一二〇〇メートルの富士見高原を中心に、東北方を八ヶ岳連峰、西方入笠にゆうかさ山・釜無かまなし山に限られ、南方は釜無川(富士川の上流)に沿って南へ錐状に延びている。八ヶ岳の裾野に広がる立沢たつざわ乙事おつこと南原みなみはら山・池袋いけのふくろ烏帽子えぼし等の地籍は縄文時代から平安時代にわたる遺跡の分布で知られ、井戸尻いどじり遺跡群と総称される。


富士見町
ふじみちよう

[現在地名]釧路市富士見一―三丁目住吉すみよし一―二丁目など

昭和七年(一九三二)に設置された町名。もと幣舞ぬさまい町の一部釧路村の一部(ハルトル)を含む。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「富士見町」の意味・わかりやすい解説

富士見〔町〕
ふじみ

長野県南東部,八ヶ岳の南西に広がる町。 1955年富士見村,本郷村境村落合村が合体して町制。八ヶ岳の広大な斜面富士見高原と呼ばれ,酪農や高冷地野菜の栽培が行われる。また標高 1200m付近まで水田があり,代表的な高冷米作地として知られる。別荘地の開発も進んでいる。縄文時代中期の井戸尻遺跡群 (史跡) がある。南西部は赤石山脈の北東斜面にかかり,入笠山には牧場がある。町域の一部は八ヶ岳中信高原国定公園に属する。 JR中央本線,国道 20号線が通り,中央自動車道の諏訪南インターチェンジがある。面積 144.76km2(境界未定)。人口 1万4084(2020)。

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