小鑼(読み)しょうら

百科事典マイペディア 「小鑼」の意味・わかりやすい解説

小鑼【しょうら】

中国の小型のゴング中国語ではシヤオルオ。縁を左手で持って,右手木片で打奏する。打奏後余韻の音高が上がるのが特徴である。京劇(ジンジュ)などに用いられる。
→関連項目銅鑼

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の小鑼の言及

【雲鑼】より

…十面鑼,九音鑼ともいう。中国元代では雲(うんごう)と呼ばれ,13面の小鑼(円形の平たい盤)から成っていた。現在では,大きさは同じだが厚みの異なる10面の小鑼を音高の順に木製の枠につり,木槌で打奏する。…

【鑼】より

…中国では金,金鑼ともよぶ。その形態,大小,音色,音高,奏法の違いにより,大鑼,小鑼,掌鑼に大別される。 大鑼は,面積が大きく,打った後に音高が下がる効果が得られるのが特徴で,民間器楽合奏や戯曲音楽,民俗舞踊の伴奏に用いられ,次の各種がある。…

※「小鑼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android