山口県下関市(読み)しものせき〈し〉

日本の地名がわかる事典の解説

〔山口県〕下関〈市〉(しものせき〈し〉)


山口県南西端の市。
関門(かんもん)海峡を挟んで福岡県北九州市と対する。2002年(平成14)4月より特例市。2005年2月、旧・下関市と豊浦郡の菊川町、同豊田町、同豊浦町、同豊北町が合併して現在の姿となる。この合併により、豊浦郡消滅。同年10月より中核市。JR山陽新幹線・山陽本線などの鉄道、本州と九州を結ぶ関門トンネルが通じる。古くは長門(ながと)国府がおかれた地。1185年(文治1)壇ノ浦で平氏が滅亡。赤間関(あかまがせき)は中世以来の港町で、長府は城下町として繁栄。幕末には外国艦隊の砲撃を受けた。県内屈指の工業出荷額を誇り、長府、彦島両地区の臨海埋め立て地に食品加工・造船・化学などの工場が集まる。下関漁港は沿岸漁業と海外からの水産物輸入が盛んで、フグの水揚げ量は日本有数。JR下関駅と唐戸(からと)地区の間に行政・ビジネス・商業機能が集積する。特定重要港湾・下関港からは韓国のプサン港や中国のチンタオ港に高速フェリーが就航。壇ノ浦を見おろす火の山公園はロープウエーが通じる眺望の名所。巌流島がある。弥生時代の土井ケ浜(どいがはま)遺跡は国指定史跡。狗留孫(くるそん)山・石柱渓(せきちゅうけい)は国の名勝に指定された景勝地。木屋(こや)川ゲンジボタル発生地は国の天然記念物。川棚(かわたな)温泉・菊川温泉・大河内温泉などが湧く。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

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