差し詰め引き詰め(読み)サシツメヒキツメ

デジタル大辞泉 「差し詰め引き詰め」の意味・読み・例文・類語

立て続けに矢をつるにつがえては射るさま。差し取り引き取り。差し取り引き詰め。
「―さんざんに射る」〈平家・四〉

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精選版 日本国語大辞典 「差し詰め引き詰め」の意味・読み・例文・類語

さしつめ【差詰】 引(ひ)き詰(つ)

  1. ( 「さし」は矢を弦につがえる意。「ひき」は弓を引きしぼる意 ) 手早く矢を弦につがえて次々に射るさま。次々に攻めたてるさま。さしつめさしつめ。さしとりさしとり。さしとり引き詰め。さしとり引き取り。
    1. [初出の実例]「さしつめひきつめさんざんに射る」(出典:平家物語(13C前)四)

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