巻戻(読み)まきもどす

精選版 日本国語大辞典 「巻戻」の意味・読み・例文・類語

まき‐もど・す【巻戻】

〘他サ五(四)〙
① 巻いてもと状態にもどす。まきかえす。〔和英語林集成初版)(1867)〕
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉五「娘は落たりし手紙を拾ひて、そっと巻戻(マキモド)して、六七行文の中程をよみたりしが」
② 奪い返す。他人の手に渡っていたものなどを取りもどす。
人情本・明烏後正夢(1821‐24)初「あとで後(うしろ)の見られぬ工風、そのうへ金は巻(マキ)もどし、丸くまとまる百両は、フンこうと」

まき‐もどし【巻戻】

〘名〙 巻いてもとの状態にもどすこと。
※写真百科大辞典(1933)〈中戸川秀一〉「Take-up テーク・アップ。巻戻し。巻戻器。(映)」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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