干将莫邪(読み)かんしょうばくや

世界大百科事典(旧版)内の干将莫邪の言及

【刀剣】より

…魯迅の《故事新編》におさめる《鋳剣(ちゆうけん)》は,眉剣尺(みけんじやく)が非命にたおれた剣づくりの名匠であった父親のため,得体の知れぬ黒い男の手助けで,のこされた雄剣とみずから打ち落とした首とでもって仇討をとげる異常な復讐譚として知られる。この小品は,《列士伝》《孝子伝》《捜神記》などにみえる干将(かんしよう)・莫邪(ばくや)夫妻とその子眉間尺(赤)にまつわる〈三王冢〉の伝承にもとづく。中世日本の《太平記》(巻十三)にも挿入されて,彼我ともどもなじみ深いが,干将・莫邪に関する原初的な伝承は,《呉越春秋》にのせるものである。…

※「干将莫邪」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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