平衡乳糖

栄養・生化学辞典 「平衡乳糖」の解説

平衡乳糖

 比旋光度の異なる乳糖の異性体2種,すなわちα乳糖とβ乳糖は水溶液中で相互変換して,ほぼ2:3の比率で平衡状態になる.この状態の乳糖.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の平衡乳糖の言及

【乳糖】より

…水溶液中では変旋光が起こり,α‐乳糖はβ‐乳糖に,β‐乳糖はα‐乳糖にそれぞれ分子内転換し,α‐乳糖37.3%,β‐乳糖62.7%の割合になると平衡状態に達して変旋光が停止する。この状態の乳糖を平衡乳糖という。β‐乳糖はα‐乳糖に比べて溶解度が高く,甘みが強い。…

※「平衡乳糖」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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