年の神(読み)トシノカミ

デジタル大辞泉 「年の神」の意味・読み・例文・類語

とし‐の‐かみ【年の神】

五穀を守る神。としがみ。

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精選版 日本国語大辞典 「年の神」の意味・読み・例文・類語

とし【年】 の 神(かみ)

  1. 年を守る神。五穀を守護する神。
    1. [初出の実例]「みあれひくかものみとしろひきうゑていまはたとしの神ぞいのらん」(出典:狩野本曾丹集(11C初か))

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世界大百科事典(旧版)内の年の神の言及

【死】より

…山に昇った荒魂(あらみたま)は時の経過とともに清められた祖霊となり,やがてカミの地位にまで上昇していく。そしてそれらのカミは,里に降りてくるときは田の神や歳の神としてあがめられ,またいつしか氏神や鎮守の神としても祭られるようになった。一方,日本の山は神霊の降臨する聖域でもあり,《万葉集》で山部赤人がうたっているように,高く貴く神さびた山(富士山)として尊ばれたのであって,決して単なる自然的な景観や物体などではなかった。…

※「年の神」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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