コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

五穀 ごこく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

五穀
ごこく

中国,日本,朝鮮などで常食する主要な穀物5種を総称する言葉。また物の総称。六穀九穀という言い方もある。日本では普通,米,,きび,を五穀とするが,きびの代りにひえをあげる説もあり,一定しない。中国,朝鮮などでも穀物の定め方に諸説あって一定しないことは同じであり,また六穀,九穀という場合も事情は五穀の場合と同じである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

ご‐こく【五穀】

5種類の穀物。ふつう、粟(あわ)黍(きび)をいう。
穀物の総称。「五穀が豊熟する」
[補説]1は、などを数えることもあって一定しない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

五穀【ごこく】

中国および日本で主要な5種の穀物をさす言葉。転じて穀物の総称としても用いる。中国では《周礼(しゅらい)》に麻・(しょ)・(しょく)・麦・豆とあるが,諸説があって一定しない。
→関連項目穀物

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

とっさの日本語便利帳の解説

五穀

▽米、粟、麦、豆、黍(きび)または(ひえ)

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

デジタル大辞泉プラスの解説

五穀

株式会社ピアーサーティーが展開する和食店のチェーン。別業態として「一汁五穀」もある。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ごこく【五穀】

主要な5種の穀物の名。転じて穀物類の総称にも用う。中国においては,その内容は古来から次のごとく必ずしも一定せず,麻・黍・稷・麦・豆(《周礼(しゆらい)》天官疾医の注),黍・稷・麻・麦・(《大戴礼》曾子天円の注),稲・稷・麦・豆・麻(《楚辞》大招の王逸注),稲・黍・稷・麦・菽(《孟子》滕文公上の注),粳米小豆・麦・大豆・黄黍(《素問》蔵気法時論の注),稲穀・大麦小麦・菉豆・白芥子(《成就妙法蓮華経瑜伽智儀軌》),大麦・小麦・稲穀・小豆・胡麻(《建立曼荼羅護摩儀軌》),と時代と場所により多少の差のあることがわかる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

ごこく【五穀】

人間の主食となる代表的な五種の穀類。日本では米・麦・粟あわ・黍きび(または稗ひえ)・豆をいう。いつつのたなつもの。
穀物類の総称。 「 -豊穣ほうじようを祈る」

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

五穀
ごこく

主食とする穀物のうち、とくに重要な5種をあげて五穀という。日本では、一般に米、ムギ、アワ、キビ、豆をさすが、時代や地域により、その種類や順位は相違する。古くインドではオオムギ、コムギ、米、アズキ、ゴマをさし、中国では麻(おそらくゴマであろう)、ムギ、ヒエ、キビ、豆の5種や、麻、ヒエ、ムギ、米、豆の5種、あるいはキビ、ヒエ、豆、ムギ、米の5種をさした。このほかに六穀(イネ、オオアワ、豆、ムギ、モチキビ、モロコシ)や九穀(ウルチキビ、モチキビ、モチアワ、イネ、麻、ダイズ、アズキ、オオムギ、コムギのほか、諸説あり)という場合もある。[星川清親]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の五穀の言及

【保食神】より

…《日本書紀》神代の条の神話では,天照大神(あまてらすおおかみ)の命(めい)により月読尊(つくよみのみこと)がウケモチノカミのもとに行くと,ウケモチが口から飯,魚,獣を出して供応したので,ツクヨミはその行為を汚いと怒り,剣を抜いてウケモチを殺し,アマテラスに報告した。すると,アマテラスは激怒してツクヨミとは二度と会うまいと言い,それで日と月とは一日一夜を隔てて住むのだと説明し,さらにウケモチの死体の各部分から,牛馬(頭),粟(額),蚕(眉),稗(ひえ)(目),稲(腹),麦・大豆(陰部)ができたという五穀の起源説話を載せる。これらの産物名と場所名とは朝鮮語で解けると言われる。…

【大気津比売神】より

…ゲはケ(食物)の意。《古事記》神話の〈五穀の起源〉の条で,八百万(やおよろず)の神が食物をオオゲツヒメに請うたので,鼻,口,尻から種々美味の物を出して進上したのを,スサノオノミコトが見て汚いとして殺すが,その死体の各部分から蚕(頭),稲種(目),粟(耳),小豆(あずき)(鼻),麦(陰部),大豆(尻)ができたとある。食物神の死は秋の刈入れの表象である。…

【穀断ち】より

…五穀または十穀を食べずに修行すること。その修行者を古くは穀断聖(ひじり)といったが,中世・近世には十穀聖とか木食(もくじき)行者とよぶようになった。…

【穀物】より

…また,それ以外の穀物には,タデ科のソバ,アカザ科のキノア,ヒユ科のセンニンコクなどがある。古くから〈五穀豊穣〉などと呼びならわされている〈五穀〉は,イネ,ムギ,アワ,マメにヒエまたはキビを加えていう場合が多い。
[用途]
 穀物は食用,加工用,飼料用などに供される。…

【名数】より

…中国では三皇,五穀,九族などと,事物に特定の数を添えて称える慣習があり,これを名数と称した。古くは事数ともいった。…

※「五穀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

五穀の関連キーワード民俗芸能・民俗藝能厩猿(うまやざる)五種の穀物・五穀三島のサイノカミ厩(うまや)猿穂に穂が咲く大宜都比売神大宜津比売神雪は豊年の瑞清水三郎兵衛滝宮天満宮豊受姫神広瀬神社豊受大神五穀の神竜田大社吉祥悔過五種の穀保食神祈年祭

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

五穀の関連情報