建除家(読み)けんじょか

精選版 日本国語大辞典 「建除家」の意味・読み・例文・類語

けんじょ‐かケンヂョ‥【建除家】

  1. 〘 名詞 〙 建除によって日取り吉凶をうらなう人。〔史記‐日者伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の建除家の言及

【干支】より

…中国では漢代に始まっている。十二直で占う占師を建除家という。【三浦 国雄】【藪内 清】。…

【暦】より

…十二直とは建,除,満,平,定,執,破,危,成,納,開,閉を指し,日の干支の中,とくに十二支に結びつけて十二直を配当するのである。《史記》日者列伝には最初の2字をとって,十二直で占う流派の人々を〈建除家〉と呼んでいる。暦日と十二直との関係について述べると,旧暦では1年12ヵ月は正月を寅月とし,以下,卯,辰,……と数えたが,毎月の十二支名に一致する日を建とし,以下,順に,除,満,……と数える。…

※「建除家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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