建除(読み)ケンジョ

デジタル大辞泉 「建除」の意味・読み・例文・類語

けん‐じょ〔‐ヂヨ〕【建除】

十二直じゅうにちょく

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「建除」の意味・読み・例文・類語

けん‐じょ ‥ヂョ【建除】

〘名〙 古代中国で、北斗七星の指す方角月別に表示した一二の語。建・除・満・平・定・執・破・危・成・収・開・閉。のちに暦家がこの語を利用して一二日ごとに循環するものとし、干支と合わせてそれによって日の吉凶をいうようになり、建除十二神と呼んだ。日本では、古く奈良・平安時代具注暦に見えるが、室町江戸時代仮名暦では、十二直、十二客と呼んでその吉凶を暦の中段に記入し、大いに流行した。〔遼史‐暦象志下〕

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