ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「張秋谷」の意味・わかりやすい解説 張秋谷ちょうしゅうこくZhang Qiu-gu 江戸時代,日本における南画の発展に寄与した中国,清の画家。名は崑,のち 莘。字は秋谷,のち秋穀。号は露香。天明年間 (1781~88) に来朝。作品の落款が張秋谷のものは明の陳淳風の水墨花竹画,落款が張秋穀のものは清朝初期の 惲南田 (うんなんでん) 風の精細な花卉画が多い。両者の画風が相違するところから張秋谷と張秋穀は同一人でないとする説もある。主要作品『花卉図』『花鳥図』。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by