張秋谷(読み)ちょうしゅうこく(その他表記)Zhang Qiu-gu

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「張秋谷」の意味・わかりやすい解説

張秋谷
ちょうしゅうこく
Zhang Qiu-gu

江戸時代,日本における南画の発展に寄与した中国,清の画家。名は崑,のち 莘。字は秋谷,のち秋穀。号は露香。天明年間 (1781~88) に来朝。作品の落款が張秋谷のものは明の陳淳風の水墨花竹画,落款が張秋穀のものは清朝初期の 惲南田 (うんなんでん) 風の精細な花卉画が多い。両者画風が相違するところから張秋谷と張秋穀は同一人でないとする説もある。主要作品『花卉図』『花鳥図』。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む