彌上に(読み)いやがうえに

精選版 日本国語大辞典 「彌上に」の意味・読み・例文・類語

いやがうえ‐に いやがうへ‥【彌上に】

〘副〙 (近代は「も」を伴うことが多い) あるがうえにますます。すでにそうであるうえにいよいよ。なおそのうえに。
保元(1220頃か)中「親死に子撃たるれども顧みず、いやが上に死に重なって戦ふとぞ聞く」
星座(1922)〈有島武郎〉「何所とも知れない深さに沈んで行くやうなおぬいの心をいやが上にも脅かした」

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