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星座 せいざ constellation

翻訳|constellation

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

星座
せいざ
constellation

天球上の恒星をいくつかずつ適当に組合せて,いろいろな形に見立てたもの。古代天文学においては,天体現象の叙述の基礎になった。北天の星座はギリシア時代から名づけられはじめ,今日用いられる名称の大半は,プトレマイオス以前のもので,当時の神話中の人物名などがかなりみられる。

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デジタル大辞泉の解説

せい‐ざ【星座】

恒星ギリシャ神話中の人物や動物・器具などに見立てて適当に結び付け、天球を区分したもの。古代ギリシャでは48星座であったが、後に南天の星座が追加され、現在は全天を黄道12、北天28、南天48の88星座に区分している。→黄道十二星座
[補説]88星座は、アンドロメダ座いっかくじゅう座いて座いるか座インディアン座うお座うさぎ座うしかい座うみへび座エリダヌス座おうし座おおいぬ座おおかみ座おおぐま座おとめ座おひつじ座オリオン座がか座カシオペヤ座かじき座かに座かみのけ座カメレオン座からす座かんむり座きょしちょう座ぎょしゃ座きりん座くじゃく座くじら座ケフェウス座ケンタウルス座けんびきょう座こいぬ座こうま座こぎつね座こぐま座こじし座コップ座こと座コンパス座さいだん座さそり座さんかく座しし座じょうぎ座たて座ちょうこくぐ座ちょうこくしつ座つる座テーブルさん座てんびん座とかげ座とけい座とびうお座とも座はえ座はくちょう座はちぶんぎ座はと座ふうちょう座ふたご座ペガスス座へび座へびつかい座ヘルクレス座ペルセウス座ほ座ぼうえんきょう座ほうおう座ポンプ座みずがめ座みずへび座みなみじゅうじ座みなみのうお座みなみのかんむり座みなみのさんかく座や座やぎ座やまねこ座らしんばん座りゅう座りゅうこつ座りょうけん座レチクル座ろ座ろくぶんぎ座わし座

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百科事典マイペディアの解説

星座【せいざ】

天球全体を緯度線と経度線で88の区画に分けたもの。1930年国際天文学連合で協定。元来は明るい恒星を群に組み合わせていろいろな形に見立てたもので,バビロニアインド,中国等で古くから作られた。

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世界大百科事典 第2版の解説

せいざ【星座 constellation】

全天の恒星をいくつか適当に結び,図形を作り,身近な動物や器物の姿を想像して命名,区別したもの。夜空に見える恒星は,明るさ,色の差異はあるが,その1個1個については形状の差異はなく単なる1光点にすぎないので,天球面での配列により,よく目につく明るい数個の星をつないで図形を考え,識別,記憶した。現行の星座は1930年に国際天文学連合により決定されたもので,全天を88の区画に分けている。
[星座の歴史]
 前3000年ころ古代オリエントメソポタミア地方では,カルデア人が牧羊民族として生活し,夜ごとの羊番に星空を仰いで星座を名づけた。

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大辞林 第三版の解説

せいざ【星座】

天空の恒星をその見かけ上の位置によって結びつけ、動物や人物などに見立てて、天球上の区分としたもの。現在学問上は、古代ギリシャの星座をもととして加除整理し、南天の星座を追加したものが使用されており、全天で八八座ある。星宿。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

星座
せいざ

夜空を見上げると数多く輝いている恒星のうち、近くにあるもの、あるいは目をひく星列を結び付け、神話に登場する人物や動物、器物などの姿かたちに見立てたもの。全天で88星座が設定されている。「星座」ということばは中国からきたもので、英語とフランス語ではconstellation、ドイツ語ではKonstellationという。これらはラテン語の「星をちりばめたもの」という意味のことばからきている。[藤井 旭]

星座の起源

星座の起源は、いまから約5000年前の古代オリエントのバビロニア時代にまでさかのぼることができるといわれている。紀元前4000~前3000年ごろ、現在のイラクのあたり、ティグリス、ユーフラテスの両大河流域に移り住んだ遊牧の民カルデア人たちは、羊の群れを追いながら夜ごと頭上に星空を仰ぎ、星の動きや星の配列に注目して、時刻や季節の移り変わりを知る術を身につけ、さらには惑星の動きから星占い(占星術)を信仰していった。必然的に、目につく明るい星々を結び付け、神の姿や関心のある動物などの姿を夜空に想像していくことにもなった。まず考え出されたのが、太陽や惑星の通り道である黄道上の12星座で、このことはバビロニアの遺跡から出土した紀元前3000年ごろの境界石(石標)に描かれている星座絵の、おひつじ、おうし、ふたご、かに、しし、おとめ、てんびん、さそり、いて、やぎ、みずがめ、うおなどからも知ることができる。バビロニアとほぼ同じころ、ナイル川流域ではエジプト文明が栄えていたが、ここでも星空への関心は深く、バビロニアとは起源の異なる星座が考え出されていたといわれる。これらの古代星座はやがて、前2000年ごろから地中海貿易に活躍したフェニキア人たちによってギリシアに伝えられ、星座の名もギリシア神話に登場する神や英雄や動物などが加えられ、ギリシア風に改められていった。たとえば、秋の夜空を彩るケフェウス座、カシオペヤ座、アンドロメダ座、ペルセウス座などはギリシア神話中の登場人物たちで、おおぐま座やこぐま座などとともにこの時代に加えられたものである。これらの星座名は、ホメロスの二大叙事詩『イリアス』『オデュッセイア』や、ヘシオドスの農事詩『仕事と日々』の作品のなかなどにもいくつも登場している。古代ギリシアも末期の紀元後2世紀ごろ、天文学者プトレマイオスはこれらの星座を、黄道上12星座と、黄道より北側に21星座、南側に15星座の48個にまとめて整理し、彼の著書『アルマゲスト』Almagestのなかに書き残している。
 このプトレマイオスの48星座はアラビアやヨーロッパで長く使われていたが、15~16世紀以後、南アフリカ経由のインド航路の開拓など遠洋航海が本格的に盛んになると、ヨーロッパで見ることのできなかった南天の星が知られるようになり、南天にも多くの星座が新設されることとなった。17世紀にバイヤーJohann Bayer(1572―1625)が、16世紀のオランダの航海家で、1596年ジャワ島で客死したケイザーPieter Dirkszoon Keyserとその助手役をつとめたホウトマンFrederick de Houtmanらの記録から、12の星座(インディアン座、かじき座、カメレオン座、きょしちょう座、くじゃく座、つる座、とびうお座、はえ座、ふうちょう座、ほうおう座、みずへび座、みなみのさんかく座)を南天に新設し、全天を51枚に描いた星図書『ウラノメトリア』Uranometriaのなかで発表した例がそれである。また、望遠鏡の発明など、近世天文学の発達に伴って、従来の大きく明るい星座ばかりでなく、その間を埋める必要も生じて、小さな星座も天文学者によって創設されるようにもなった。17世紀末のヘベリウスが新設したこぎつね座、こじし座、たて座や、ロワイエAugustin Royer(生没年不詳)が新設したはと座、みなみじゅうじ座などといった小星座がそれである。18世紀に入っても、当時の発明品などをあしらった新星座づくりがラカイユなど天文学者の間で流行し、一時は場所や星座名がはっきりせず、混乱するほどになってしまった。そこで1922年の国際天文学連合の総会で、星座の系統的整理を行うことが提唱され、30年、全天を88の星座に整理し、黄道12、北天28、南天48の星座が確定した。境界線も1875年元期(春分点の基準)の天の赤経・赤緯に平行な線でくぎられ、初めは単に目につく星群を結び付けて考え出された星座も、現在では天球上の区画を意味する性格をもつようになってきたわけである。また星座の学名もラテン語の所有格を使用することになり、ラッセルとヘルツシュプルングの原案で3文字に略記することも制定され、現在広く使われている。
 なお、中国やインドなど東洋でも古くから星座が考え出されていたが、これらは西洋のものとはまったく異なるものであった。中国では天の赤道付近を小刻みに28個に分け、「二十八宿」とよび、太陽、月、惑星の位置を示していた。日本の中世のものは中国から伝わった星座で、星座とよべるオリジナルなものはない。[藤井 旭]

星座の見え方

星空を見上げていると、時間の経過とともに、星座の見える位置が変わっていくのがわかる。これは自転する地球上に立って星座を見上げているためで、1日後の同じ時刻にはほぼ同じ星座を見ることができることになる。ところが、同じ星座が同じ方向に見えるのは実際には24時間後ではなく、1日に3分56秒ずつ早くなってくる。これは地球が1年がかりで太陽の周りを公転しているためで、このために、季節の移り変わりとともに同じ時刻に見える星座も移り変わっていくことになる。つまり、星座の見え方には、地球の自転によって星空(天球)が1日に大きく移り変わっていく動きと、地球が公転によって太陽の周りを1周することで生じる、ゆっくり移り変わっていく季節の動きの二つが組み合わさったものが現れているわけである。[藤井 旭]

黄道星座

黄道というのは、地球の公転の軌道面の方向で、太陽や惑星は黄道に沿った星座の中を動いていく。黄道上にある星座を太陽が動いていく月ごとにくぎったのが「黄道十二宮」で、うお座、おひつじ座、おうし座、ふたご座、かに座、しし座、おとめ座、てんびん座、さそり座、いて座、やぎ座、みずがめ座の順となっている。これらのうち、春分に太陽が位置する「春分点」はうお座にあり、秋分点は天球上その正反対に位置するおとめ座にある。太陽は黄道上のどこかに位置しているため、その方向にある星座は、昼間の青空の中に出ているので見ることができないことになる。[藤井 旭]

北天の星座

日本は北半球に位置しているので、天の北極付近の星座は一年中いつでも地平線下に沈むことなく見えている。カシオペヤ座、きりん座、やまねこ座、おおぐま座、こぐま座、りゅう座、ケフェウス座などがそれで、これらの星座に属している星を周極星とよんでいる。一方、天の北極から離れた位置にある星座は、季節によって見えたり、地平線下で見えなかったりすることがある。一般に春、夏、秋、冬の星座と呼び分けるのは、その季節の宵の午後8時ごろ頭上高く昇って見やすくなる星座たちのことをさしている。[藤井 旭]
春の星座
春の宵の北の空では北斗七星がみつけやすい。明るい7個の星が柄杓(ひしゃく)の形に並んだ姿はだれの目にも一目でそれとわかり、春の星座をみつけだすよい目印になっている。まず、弓なりに反り返った柄杓の柄(え)のカーブをそのまま南に延長してくると、頭上近くでオレンジ色のひときわ明るい星、うしかい座の1等星アークトゥルスに行き当たる。さらにカーブを南に延長していくと、南の中天で白く輝くおとめ座の1等星スピカに行き当たる。北斗七星の柄のカーブからアークトゥルスを経てスピカに至る大きなカーブを「春の大曲線」とよんでいる。このほかアークトゥルスとスピカ、それにしし座のしっぽβ(ベータ)星デネボラを結んでできる大きな三角形を「春の大三角」とよび、これにりょうけん座のα(アルファ)星コル・カロリを加えて菱(ひし)形に結んだものを「春のダイヤモンド」とよんでいる。春の夜空には、「?」マークを裏返しにしたようなしし座の頭部「ししの大鎌(おおがま)」や、真南の中天に横たわる長大なうみへび座などの目につく星列がある。そのほか春の星座には、かみのけ座、からす座、コップ座、ポンプ座、らしんばん座、ろくぶんぎ座がある。[藤井 旭]
夏の星座
夏の星空では、七夕(たなばた)の2星として知られる、わし座の1等星アルタイル(牽牛(けんぎゅう))とこと座の1等星ベガ(織女)をみつけることから始めるのがよい。まず、日の暮れかかるころ、東を向いて星空を見上げてみると、まだ薄明の残る東の空高く、3個の1等星が大きな直角三角形を描いて瞬いているのをみつけることができる。このうちいちばん高く昇って、しかもいちばん明るく青白い光を放っているのが七夕の織女星ベガで、そのずっと右下(南)のほうで両わきに小さな星を従えて白く輝いているのが牽牛星アルタイルである。この2星の間には白い雲のような天の川の流れがあり、七夕伝説の印象をいっそう鮮やかなものにしている。ただし、淡い光芒(こうぼう)なので、夜空の明るい都会地ではこの天の川の光芒のほうは見ることができないことが多い。この天の川の中で、ベガの左側にもう一つ明るい星が見えているが、これは七夕伝説とは直接関係ないはくちょう座の1等星デネブで、ベガとアルタイルと結んでできる大きな直角三角形「夏の大三角」を形づくっている。七夕の星と夏の大三角をみつけたら、天の川の流れに沿って南の空に目を移してみる。すると、南の地平線上のあたりに真っ赤な1等星アンタレスを中心に、十数個の明るい星がみごとなS字状の曲線を描いているのが目に留まる。これが冬のオリオン座とともに、全天屈指の美しい星座といわれるさそり座である。さそり座のS字のカーブの左(東)側あたりで天の川がひときわ明るく幅広くなっているのは、この方向に銀河系の中心方向があるためだが、その天の川の中に半人半馬のケンタウロスの姿をかたどったいて座がある。いて座では6個の星が北斗七星を伏せたような形の部分が目につき、中国ではこれを南斗六星とよび、西洋ではミルク・ディッパーmilk dipper(乳のさじ)とよんでいる。夏の大星座としてはこのほか、将棋の駒(こま)のような星の連なりから、両手に大蛇をつかむ巨人像を表したへびつかい座、そのへびつかい座と頭を接し、逆さまの姿に描かれているヘルクレス座などがある。また、いるか座、おおかみ座、かんむり座、へび座、みなみのかんむり座、や座も見ることができる。[藤井 旭]
秋の星座
秋の宵空には、真南の中天に輝くみなみのうお座の1等星フォーマルハウト以外に目につく明るい星がないので、みつけにくい星座が多い。そのなかで頭上に見えるペガスス座の四辺形は比較的目につきやすく、秋の星座を見つけだすためのよい手掛りになってくれる。まず、この四辺形の各辺は、およそ東西南北の線に沿っているので、これで星空のそれぞれの方向の見当をつけることができる。次にアンドロメダ座のα星とγ(ガンマ)星の一辺をその長さと同じだけ南に延長すると、そこに天の赤道と黄道が交わる春分点がある。春分点を通り抜けて2倍ほど下(南)にたどっていくと、くじら座のしっぽβ星に行き当たる。この長い基線をこんどは逆にたどっていくと、途中でカシオペヤ座のW字形の先端β星を経て、北極星へたどり着く。つまり、四辺形のうちのこの一辺が、およそ赤経0時の線にあたるわけで、このことを覚えておくと、星の位置の概略の見当をつけるとき便利なことがある。ペガスス座の四辺形からはこのほか、β星とα星を結んでその長さを3倍南へ下げていくと、みなみのうお座の1等星フォーマルハウトに行き当たり、α星とアンドロメダ座α星の対角線を左上(北東)にたどっていくと、アンドロメダ座のV字形に連なる星列をみつけだすことができる。また、α星とγ星を底辺とする正三角形を南につくると、その頂点のあたりにうお座の一部、西の魚がいるのをみつけだすことができる。このように頭上に見えているペガスス座の大四辺形は、秋の暗い星座をみつけだすとき便利なので、秋の夜空ではまずこの四辺形に注目して見るのがよい。そのほか秋の星座にはけんびきょう座、こうま座、さんかく座、ちょうこくしつ座、とかげ座、ほうおう座がある。[藤井 旭]
冬の星座
冬の夜に南の空を見上げて目につくのは、斜め一列に並んだ3個の星と、それを取り囲む長方形の明るい星列である。とくに「三つ星」を挟んで向かい合う左上角の赤い1等星ベテルギウスと右下角の青白い1等星リゲルの輝きが目をひいている。これがオリオン座である。冬の星座はこのオリオン座がもっとも目につき、他の星座をたどるときよい目印となってくれる。まず、オリオン座の北西の方向に目を向けると、頭上近くで赤い1等星アルデバランを含むV字形の星の群れ、ヒヤデス星団が見つかる。そのさらに先には6、7個の星がひとかたまりになったプレヤデス星団も見えている。この付近がおうし座で、おうしの角(つの)の先端β星からは、北の方向に将棋の駒のようなぎょしゃ座の五角形をたどることができる。五角形の右角の黄色みを帯びた1等星がカペラで、もっとも北寄りにある1等星として知られている。オリオン座の三つ星を今度は左下がりに目を移すと、どの星よりも明るいおおいぬ座の1等星シリウスに行き当たる。正確にはマイナス1.5等星で、全天一の輝星として知られている。このシリウスとオリオン座のベテルギウスを結んだ長さを一辺とする正三角形の頂点を東側にたどると、そこにこいぬ座の1等星プロキオンが輝いている。このシリウス、ベテルギウス、プロキオンの三つの明るい星を結んでできる正三角形は「冬の大三角」ともよばれている。夜空の暗く澄んだところなら、この冬の大三角の中ほどを淡い冬の天の川が横たわっていることにも気づく。冬の1等星にはこのほかふたご座のポルックスがあり、6個の1等星(シリウス、リゲル、アルデバラン、カペラ、ポルックス、プロキオン)を結ぶと雄大な「冬の大六角形」を描くことができる。このほか真南の地平線上に見えるりゅうこつ座の1等星カノープスがあるが、東北地方の中部から北の地方では、地平線上に昇ってこないので見ることができない。そのほか冬の星座には、いっかくじゅう座、うさぎ座、エリダヌス座、がか座、とも座、ろ座がある。[藤井 旭]

南天の星座

北半球に位置する日本からは見えない天の南極付近にも、はちぶんぎ座、カメレオン座、テーブルさん座、とびうお座などの小星座がある。南天の小星座でよく知られたものに、全天一の小星座みなみじゅうじ座があるが、これは沖縄地方で南の水平線上に見ることができる。そのほか南天の星座には、夏に見られるものにケンタウルス座、コンパス座、さいだん座、じょうぎ座、ぼうえんきょう座、秋に見られるものにインディアン座、冬に見られるものにがか座、ちょうこくぐ座、とけい座、ほ座、レチクル座がある。
 また、天の北極には北極星という明るい星が輝いているが、天の南極には南極星に相当する明るい星はなく、星は時計の針と同じ回転方向に日周運動で動いている。[藤井 旭]
『村山定男・藤井旭著『星座への招待』(1972・河出書房新社) ▽内田武志著『星の方言と民俗』(1973・岩崎美術社) ▽原恵著『星座の神話』(1975・恒星社厚生閣) ▽野尻抱影編『新天文学講座1 星座』新版(1977・恒星社厚生閣) ▽前原英夫著『星座と望遠鏡』(1986・丸善) ▽野尻抱影著『星の神話・伝説集成』新装版(1987・恒星社厚生閣) ▽大崎正次著『中国の星座の歴史』(1987・雄山閣出版) ▽山本一清著『星座とその伝説』新装版(1987・恒星社厚生閣) ▽国司真著『12ケ月の星座――毎日の夜空が待ち遠しくなる天体ガイド!』(1997・ナツメ社) ▽出雲晶子著、渡部潤一監修、スカイウオッチャー編集部編『星座を見つける』(1998・立風書房) ▽八板康麿著『星座・星雲・星団ガイドブック――春・夏・秋・冬・南天』(1999・新星出版社) ▽小野塚友吉著『星になったギリシア神話』(2000・エール出版社) ▽沼沢茂美・脇屋奈々代著『カラー版 星空ハンドブック』(2000・ナツメ社) ▽藤井旭写真・監修『四季の星座――月別に見る72星座』(2000・成美堂出版) ▽前川光著『星座の秘密――星と人とのかかわり』(2000・恒星社厚生閣) ▽えびなみつる著『はじめての星座案内――見ながら楽しむ星空の物語』(2001・誠文堂新光社) ▽藤井旭著『全天星座百科』(2001・河出書房新社) ▽坂上務著『暦と星座のはじまり』(2001・河出書房新社) ▽藤井旭著『藤井旭の星座を探そう』(2002・誠文堂新光社) ▽藤井旭著『星座・天体観察図鑑』(2002・成美堂出版) ▽藤井旭著『春・夏星座図鑑――もっと知りたい春・夏の星座』『秋・冬星座図鑑――もっと知りたい秋・冬の星座』(いずれも2002・偕成社) ▽藤井旭著『星座大全――春の星座』『星座大全――夏の星座』『星座大全――秋の星座』『星座大全――冬の星座』(いずれも2003・作品社) ▽日本天文学会編『三省堂世界星座早見』(2003・三省堂) ▽草下英明著『星座手帖』(社会思想社・現代教養文庫) ▽野尻抱影著『新星座巡礼』(中公文庫)』

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世界大百科事典内の星座の言及

【星】より

…星ということばは,広くは太陽と月を除く天体すなわち恒星,惑星,すい星,星団あるいは星座を指し,狭くは恒星だけを指す(ただし太陽と月も場合によっては星と呼ぶ)。 原始時代の人類にとっては,彼らがもっとも畏怖(いふ)の目で仰いだ太陽と月とが,偉大な精であることはもちろん,空の無数の目のようにきらめく星もみな精であり,ときには神でもあった。…

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