待喜(読み)まちよろこぶ

精選版 日本国語大辞典 「待喜」の意味・読み・例文・類語

まち‐よろこ・ぶ【待喜】

[1] 〘自バ四〙 待っていたものが来たので喜ぶ。待ちうけて喜ぶ。
源氏(1001‐14頃)橋姫「宮まちよろこび給て所につけたる御あるじなど、をかしうしなし給ふ」
[2] 〘自バ上二〙 (一)に同じ。
万葉(8C後)一〇・二二六四「こほろぎの待歓(まちよろこぶる)秋の夜を寝(ぬ)るしるしなし枕と吾れは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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