後陣痛(読み)こうじんつう

妊娠・子育て用語辞典 「後陣痛」の解説

こうじんつう【後陣痛】

分娩後、赤ちゃん子宮内から出て行くと、子宮は急激に元の大きさ(ニワトリの卵くらい)に戻ろうと収縮を始めます。そのため、産後2-3日は陣痛のような痛みがあります。これが「後陣痛」です。

出典 母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(母子愛育会総合母子保健センター所長)、子育て編:渡辺博(帝京大学医学部附属溝口病院小児科科長)妊娠・子育て用語辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の後陣痛の言及

【後出血】より

…したがって,胎盤の剝離(はくり)娩出後は,これらの血管が開放状態のまま残されるので,大出血をおこしても不思議ではない。しかし,後産期に続いて分娩後期には,後陣痛とよばれる強力な持続的子宮収縮がおこるので,それによって血管は自然に圧迫閉塞されて止血する。これを生体結紮(せいたいけつさつ)という。…

【産褥】より

…この期間は子宮復古,乳汁分泌,内分泌機能などの著しい変化を伴い,心理的にも不安定で,産褥ノイローゼ,精神病が起こりやすい。 子宮復古とは産褥期における子宮の急速な縮小のことで,分娩後の子宮収縮である後陣痛によって復古が促進される。子宮は分娩直後1000gであるが,分娩後6週末にはほぼ非妊時の正常子宮大となり,産褥期末には40~60gとなる。…

【陣痛】より

…本来は分娩中の子宮収縮のことをいう。しかし妊娠中にも不規則で弱い子宮収縮が起こるので,これを分娩時の分娩陣痛に対して妊娠陣痛pregnant painsまたは偽陣痛false painsといい,分娩終了後の陣痛を後陣痛after painsという。分娩陣痛labor painsは分娩の進行とともにしだいに強くなる規則正しい子宮収縮によって起こるもので,はじめは1時間に6回くらいの頻度(周期10分)で収縮の持続時間(発作)は20~30秒くらいであるが,胎児娩出に近づくにつれて,周期は2~3分,発作は60~120秒くらいとなり,しかも収縮力が強まると同時に,いきみ(腹圧)が自然に加わるようになると,これを共圧陣痛という。…

※「後陣痛」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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