御霊の飯(読み)ミタマノメシ

デジタル大辞泉 「御霊の飯」の意味・読み・例文・類語

みたま‐の‐めし【御霊の飯】

御霊祭りの供え物。丸く握った飯またはもちを12、3個供える所が多い。みたまめし。にだま。

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精選版 日本国語大辞典 「御霊の飯」の意味・読み・例文・類語

みたま【御霊】 の 飯(めし)

  1. 年の暮か正月に仏壇または年棚(としだな)に供える飯。

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世界大百科事典(旧版)内の御霊の飯の言及

【正月】より

… 古代には,大晦日の夜,家に死者の霊を迎えて食物を供えてまつる風習が広くあった。東日本には後世まで残っていたことは《徒然草》にみえ,現に〈みたまの飯〉といって先祖の霊に握飯を供える習俗が行われていたが,年末の魂祭は平安時代には京都や西日本にもあったことが《日本霊異記》や《枕草子》にうかがえる。琉球諸島では,今も正月は盆とともに先祖をまつる行事の色彩が強い。…

※「御霊の飯」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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