御饌(読み)ごせん

精選版 日本国語大辞典 「御饌」の意味・読み・例文・類語

ご‐せん【御饌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ごせんまい(御饌米)」の略 ) 神前にお供えする米。
    1. [初出の実例]「御せんの島とは、〈略〉この宮のねぎまゐりて、摘みて御神の御せんそなふる所なり」(出典:とはずがたり(14C前)四)

ぎょ‐せん【御饌】

  1. 〘 名詞 〙 高貴な人の、食べ物。召しあがり物。みけ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の御饌の言及

【土俵】より

…最後に〈鎮物(しずめもの)〉,または〈うずめもの〉といって洗米,塩,するめ,コンブ,かちぐりの縁起物5品を紙に包んで水引をかけ,中央にかねて掘ってある15cm角の穴に埋めて地霊の捧物とする。この鎮物を御饌(みけ)という。次に関係者一同に神酒が回されて土俵祭が終わる。…

※「御饌」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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