心より外(読み)こころよりほか

精選版 日本国語大辞典 「心より外」の意味・読み・例文・類語

こころ【心】 より 外(ほか)

  1. 思いもかけないさま。意外なさま。
    1. [初出の実例]「あさましうとしごろになりにけり。おぼつかなさ、心よりほかにてなむ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)楼上上)
  2. 意に満たないさま。不本意なさま。心ならずも。
    1. [初出の実例]「よう隠しおきたりと思ひしを、心よりほかにこそ漏り出でにけれ」(出典:枕草子(10C終)三一九)
    2. 「あさましく心よりほかにおぼつかなくなりぬるを、おろかになおぼしそ」(出典:和泉式部日記(11C前))
  3. 思うにまかせないさま。心のままにならないさま。
    1. [初出の実例]「かく数にも思はれざめれば、しばしはものせじと思へど、あやしく心よりほかにて」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲中)

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