精選版 日本国語大辞典 「心緩ぶ」の意味・読み・例文・類語
こころ【心】 緩(ゆる)ぶ
- [ 一 ] ( 「緩ぶ」が自動詞四段活用の場合 ) 気がゆるむ。うちとける。
- [初出の実例]「今日おもひいづれば、むかしも心のゆるぶやうにもなかりしかば」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
- [ 二 ] ( 「緩ぶ」が他動詞下二段活用の場合 ) 気を許す。油断する。
- [初出の実例]「春は猶長き日くらし引く網に心ゆるへぬなたの浦人〈藤原信実〉」(出典:新撰六帖題和歌(1244頃)三)
「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...