思ひ死ぬ(読み)オモイシヌ

デジタル大辞泉 「思ひ死ぬ」の意味・読み・例文・類語

おもい‐し・ぬ〔おもひ‐〕【思ひ死ぬ】

[動ナ変]思い続けて死ぬ。恋い焦がれて死ぬ。
「言ふことのかしこき国そ紅の色にな出でそ―・ぬとも」〈・六八三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「思ひ死ぬ」の意味・読み・例文・類語

おもい‐し・ぬおもひ‥【思死】

  1. 〘 自動詞 ナ行変 〙 思いこがれて死ぬ。思い続けて死ぬ。
    1. [初出の実例]「言ふことのかしこき国そくれなゐの色にな出でそ念死(おもひしぬ)とも」(出典万葉集(8C後)四・六八三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android