思ひ結ぼる(読み)オモイムスボル

デジタル大辞泉 「思ひ結ぼる」の意味・読み・例文・類語

おもい‐むすぼ・る〔おもひ‐〕【思ひ結ぼる】

[動ラ下二]心がふさいで、気が晴れない。気がふさぐ。おもいむすぼおる。
「ねもころに―・れ嘆きつつ」〈・四一一六〉

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精選版 日本国語大辞典 「思ひ結ぼる」の意味・読み・例文・類語

おもい‐むすぼ・るおもひ‥【思結】

  1. 〘 自動詞 ラ行下二段活用 〙 憂鬱な思いで胸がふさがる。物思いのため心がはれないでふさぎこむ。おもいむすぼおる。
    1. [初出の実例]「奈呉江(なごえ)の菅(すげ)の ねもころに 於母比牟須保礼(オモヒムスボレ) 嘆きつつ」(出典万葉集(8C後)一八・四一一六)

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