性交同意年齢(読み)セイコウドウイネンレイ

デジタル大辞泉 「性交同意年齢」の意味・読み・例文・類語

せいこうどうい‐ねんれい〔セイカウドウイ‐〕【性交同意年齢】

性交がどのような行為か理解し、性交をするかどうか自分で判断できるとみなされる年齢日本では刑法で13歳と定められている。性的行為全般についていう場合には、「性的同意年齢」という語が用いられる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

知恵蔵mini 「性交同意年齢」の解説

性交同意年齢

性行為に同意する能力があるとする年齢の下限のこと。「性的同意年齢」とも称され、望まない妊娠感染症といった性行為のリスクを理解し、性行為をするか否かを自ら判断できる年齢とされる。英語では単に「Age of consent(同意年齢)」という。国によって性交同意年齢は異なるが、同年齢に達しない子どもと性行為を行った場合は罪に問われる。日本の刑法における性交同意年齢は明治時代に設定された13歳のままで、他の先進国に比べると低く、低年齢の性犯罪被害者が後を絶たない。2008年に国連が日本に対して同年齢の引き上げを勧告する所見を採択し、性暴力の被害当事者団体や人権団体なども引き上げを求めているが、17年の性犯罪刑法改正での引き上げは見送られ、引き続き議論を呼んでいる。

(2020-7-7)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android