恋い思う(読み)こいおもう

精選版 日本国語大辞典 「恋い思う」の意味・読み・例文・類語

こい‐おも・うこひおもふ【恋思】

  1. 〘 他動詞 ハ行四段活用 〙 恋しく思う。恋い慕う。こいもう。
    1. [初出の実例]「玉葛(たまかづら)花のみ咲きてならざるは誰が恋ひならめ吾は孤悲念(コヒおもふ)を」(出典万葉集(8C後)二・一〇二)

恋い思うの補助注記

万葉例、「こひもふ」と訓む説もある。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android