息衝き余る(読み)いきづきあまる

精選版 日本国語大辞典 「息衝き余る」の意味・読み・例文・類語

いきづき‐あま・る【息衝余】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( いくら息をついてもつきたりない意 ) はげしく息をつく。嘆いても嘆ききれない。
    1. [初出の実例]「心には 火さへ燃えつつ 思ひ恋ひ 伊伎豆吉安麻利(イキヅキアマリ) けだしくも 逢ふ事ありやと」(出典万葉集(8C後)一七・四〇一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 自動詞 実例 初出

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android